行事開催届
先日、私が学生時代に所属した大阪大学体育会ワンダーフォーゲル部(ワンゲル)について書きました。コロナ禍で日帰りの活動しか許可されないというのが、緊急事態宣言中の現状です。
この制限は大阪大学が情勢に応じて刻々と改訂している活動指針に基づいています。許可と書きましたが、クラブ活動は大学に許可を許めて実施しているというのが昔からの通常の流れであり、コロナ禍で始まったものではありません。
ワンゲルの場合は、3回生か2回生、時に1回生が山行やサイクリングなどの企画を立てます。賛同したものが集まってパーティーを形成し、企画書をリーダー会(3回生全員で構成)に提出し、審査を受けます。合格するとそのパーティーのリーダーがリーダー要項を作製し、リーダー会で審査します。これらの段階の検討の上で活動計画がリーダー・OB連絡会(OB会)に諮られます。OBがもう一度点検して最終的に成立します。その後クラブの部長(大学教授)が点検して押印し、大学の学生課に事業計画書を提出します。コロナ以前は部長の押印と学生課への提出は単なる手続きとしていただけのものでした。ところがコロナの時代に入り様相は一変しました。
現在は学生課での書数審査が最大の難関となっています。却下されることや再提出を求められるようになっています。緊急事態宣言が解除された後もどこまで活動が緩和されるか不透明です。今まではしたことはありませんが、企画段階で学生部に打診するといった水面下での動きも必要です。
現役部員にとっては前例のないことばかりで大変な苦労でしょう。しかし、学生にとって無駄な努力というものは何ひとつありません。今回の経験も将来きっと役に立つでしょう。
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