歯科訪問
南ゴビの県都であるダランザドガドでは、町に唯一軒ある歯科を訪問することができました。町の病院の歯科部門です。60歳くらいと推察される女性歯科医、ツェデン先生は突然押しかけた私たちを大歓迎してくれて、さまざまな話を聞かせてくれました。
診療台に洗い物のタオルが干してあったことから、どうやら診療中ではなかったようです。居合わせた若い女性の患者さんは、何らかの相談事があったのでしょう、私たちのために約20分間待合室で待ってくれたのですが、その表情がにこやかで助かりました。
ここで意外な事実が判明したのです。ツェデン先生は、実はホンゴル砂丘の近くのゲルの主人が話していた、あの歯科医だったのです。その件をガイドのラクチャさんが伝えたこともあって、歓迎してもらえたようでした。
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