唐門

国内観光・イベント 2022年12月07日

三宝院の正門に当たる国宝の門です。中央に「五七桐紋」、その外側に「十六葉八重表菊紋」が描かれています。前者は政権担当者(現在は日本政府)、後者は天皇家を表しています。

醍醐寺は天皇家でも将軍家でもないのに、なぜこのような紋を使用したのでしょう。天皇や将軍を迎えるために描いたのでしょうか。醍醐寺のホームページを見ると、唐門は朝廷からの使者を迎える時だけに使用されたと記載されています。やはり、朝廷側に見てもらうために歓迎のしるしとして描いたのでしょう。表書院のふすまにも五七桐紋が描かれていました。

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