台場クヌギ

国内観光・イベント 2023年06月27日

切り口がキクの花のように見える菊炭は、クヌギの木から作成します。この写真のクヌギは幹の下部が太く、その上は細い3本の幹に分かれています。これは人の手が加わって幹の下部にこのような台場ができたからです。昔は春になるとクヌギの若い枝を刈り取り、肥料として田にまいたそうで、このような台場ができたようです。

ボクトウガやカミキリムシの幼虫がクヌギの葉の樹皮の内側を好みます。その際に水をくみ上げる師管が傷つき、吸い上げた水が溢れて発酵します。この水をなめるためにカブトムシやクワガタ、ハチなどの昆虫が集まってきます。