食の専門店
外国を旅するとその土地土地の名物料理があり、せっかく訪れたからには一度は味わってみたいと思います。町のレストランに入って注文すると首尾よくあり付けることもありますが、「うちにはおいていない」といわれて結局食べずじまいに終わることも少なくありません。
いかに名物料理であっても家庭料理であれば、(高級)レストランでは取り扱うような品ではないこともあるでしょう。外国に行けば、たいていのレストランでは多くの種類の料理を一通りメニューに載せています。とはいえ、メニューに載せるのは店にとって出しやすい料理であったり、利益が確保しやすい料理であったりするので、いかに名物料理であってもそれから外れたものであれば省かれてしまうのかもしれません。
日本であればよほど季節外れでもないか、お節料理のようにある時期以外は絶対に食べないもので出ないかげり、名物料理を食べられないことはほとんどないでしょう。その理由として日本には蕎麦屋や寿司屋、鰻丼屋などそれぞれの料理ごとに専門店が存在するからです。