エプーリス

学会・研究会 2014年11月19日

エプーリスとは
歯肉に生じたできもの(腫瘤)のことをエプーリスといいます。その多くは細菌感染や外傷による炎症がきっかけとなって歯肉が反応性に増殖することにより生じます。一部は歯肉にできる良性腫瘍の場合もあります。鑑別が必要な状様な疾患に疣贅ガンがあります。
エプーリスの分類
線維性エプーリス
コラーゲン線維が豊富な炎症性腫瘤です。
肉芽腫性エプーリス
肉芽組織でできた腫瘤です。
血管腫性エプーリス
血管造成の盛んな肉芽腫です。
骨形成性エプーリス
エプーリス内部に骨組織が生じます。
線維腫性エプーリス
良性腫瘍である線維腫が歯肉に生じたものです。
巨細胞性エプーリス
炎症性の肉芽組織中に巨細胞が見られます。
先天性エプーリス
出生時に歯肉に生じています。
エプーリスの治療法
エプーリスの部分を手術で摘出します。摘出物は病理組織検査を行い診断を確定させます。炎症により発生したエプーリスの場合は摘出しても原因となる問題が残っていれば再発する可能性があります。併せて原因を除去することが必要です。
妊娠性エプーリスの場合は出産後に自然に消失する場合があります。そのため、妊娠中は様子をみることに留めます。
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