『雑草が面白い』
稲や麦、トウモロコシといったイネ科の植物は繊維が多くてかたい葉を野菜として食べることができません。また、根に養分蓄えられることもないので、根菜としても使えません。イネ科は穂にたくさんの実を付けるため、穀物として古くから栽培されてきました。
『Cornucopia』という世界の食用植物をリストにした本によると、70腫のイネ科の植物が穀物として記載されています。日本では雑草でしかないカラスノチャヒキですが、チリでは近縁種のマンゴからパンを作っていたそうです。メヒシバもマナグラスと呼ばれて中欧ではオートミールのような粥にして食べられていたそうです。