あくせくする

読書・趣味・家庭 2016年12月01日

『吾輩は猫である』で「齷齪」という熟語が用いられていました。あくせくと読み、擬態語かと思っていた言葉が漢字で書けることを知りました。歯が2回も出てくるのではと関係があるのかなと調べてみると果たしてその通りでした。
齷齪の元の意味は「歯の間が狭いこと」だそうです。歯周病が進行すると歯肉が退縮し、歯と歯の間が広くなります。すると、食べかすが詰まりやすくとても不自由します。歯と歯の間が狭ければ、食べかすが詰まらなくてよさそうですが、昔の中国人は悪い意味に取っていたようです。