インプラント外科を成功させるポイント

その他 2016年09月02日

6月26日に大阪大学歯学部同窓会主催の談話会を受講しました。講師は大学の6年先輩である堀内克啓先生で、「インプラント外科を成功させるポイント -口腔外科医としての35年の臨床経験から―」という内容でした。堀内先生は奈良県の歯科医院でもっぱらインプラントの治療をされています。 インプラントと他の歯科治療との大きな相違点はインプラントを埋め込む手術が必要であるという点です。インプラントを埋め込むためには埋め込めるだけの骨がその場所になければならないのですが、骨がなくなってしまっている場合が少なくありません。歯周病や外傷で骨がなくなり歯も抜けてしまったというような場合です。また、歯が抜けた時点では骨があっても、年月が経つにつれ、骨が徐々に痩せてなくなってしまったという場合もあります。歯がないと骨は痩せるものなのです。
骨がなくなればインプラントを埋め込むのが難しくなるのですが、その部分に骨を作ればインプラントが可能となります。この方法を「骨造成術」といいますが、この日の堀内先生の講演は骨造成術を成功させるために必要とされるさまざまな注意点に関するものでした。