チベット医学の診察法
中医学には四診といって望診(舌診など)、聞診、問診、切診(脈診など)の四つの診察法があります。チベット医学でもよく似た四つの診察法があります。最初は視診でやはり舌診が中心となります。次が脈診で、これが最も重視されています。次の尿診は中医学にないものであり、アーユルベーダの手法を取り入れています。最後は問診です。
中医学の診察では陰陽二元論に基づいて虚か実かを最初に判定します。チベット医学では脈診により「熱性」か「寒性」かを見分け、その後どの臓腑に問題が生じているのかを調べていきます。