ドライマウスから考えるドライシンドローム

その他 2016年12月20日

鶴見大学の斉藤一郎教授の講演では唾液腺への女性ホルモン(エストロゲン)の影響について詳しく解説されました。ドライマウスを改善するためにはエストロゲン、エクオール、CoQ10、ケルセチン、ビタミンD、カロリー制限が有効なようです。
大豆の成分の一つであるイソフラボンは腸内でエクオールに変わります。このエクオールは構造的にエストロゲンと類似していて、エストロゲンと同じような働きをします。CoQ10は体内のエネルギー生産に関わる補酵素で、血管や唾液腺の酸化防止に役立ち、アンチエイジング効果があります。ケルセチンは強い抗酸化力のほかにも、抗炎症効果や血管拡張作用、血管新生促進作用があり、唾液分泌を促します。