モンゴル高原

渡航2日目。短くも意義深い北京滞在を終えた私たちは、昼前にモンゴルのチンギスカーン国際空港に到着しました。中国出国後そう時間をおかず、地上に広がる無人の原野を目の当たりにして、旅情は膨らむばかりです。100万都市が点在する中国に対し、眼下に横たわる異国の地はどこまでも荒涼とした顔を見せ続け、あたかも人間による支配を頑なに拒んでいるかのようです。
期待と予測が裏切られることはなく、着陸を告げるアナウンスが流れても窓外に変化はないまま、ぐんぐん高度が下がり、向こうの方の山の端にポツポツと建つゲルを認めたところで、そのまま原野に着陸です。モンゴルとは、やはりこんな土地だったのか。原野の中に佇む空港。町はいったいどこにあるのでしょうか。

            チンギスカーン国際空港


      空港の外は草原が広がり、遠くの山裾にゲルが見える
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