中国の喫煙事情

大学5年生の1985年に中国を旅した際は、会う人ごとに煙草を一本差し出されました。一緒に吸いましょうという挨拶代わりで、差し出された人は皆その煙草をもらって吸っていました。私はというと、それまでに煙草を吸ったことがなかったので断ったのですが、いつも怪訝な顔をされました。
 
皆が煙草を吸うために、列車やレストランの中では靄がかかったようになっていました。路上や便所内でも男性の手には煙草がありました。仕切りのないニーハオ便所なので他の人の行動が見えるのです。
 
今はレストラン、列車、路上、便所のいずれも煙草を吸う人はいません。公共の場における禁煙が法制化され、罰則を伴って強力に取り締まられているのでしょう。

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