丸山湿原の成り立ち

国内観光・イベント 2020年08月27日

古来、西日本の山地は照葉樹林で覆われていました。江戸時代に入り、里山としての利用が進むと土壌が次第にやせ、アカマツの林やはげ山に変わっていきました。このあたりの有馬層群は凝灰岩でできていて、風化すると細かい粘土質のシルトになります。雨が降るとシルトが流されて谷底を埋め、雨水がたまりやすくなって湿地が形成されました。