予防歯科における口臭コントロール2

予防歯科における口臭コントロール2
病的口臭とは歯周病や扁桃炎、糖尿病といった病気があって、そのため生じている口臭です。歯周病は多くの人が罹っている病気ですが、進行した活動性の(重 度)歯周病でなければ病的口臭は発生しません。病的口臭は常に発生し続けているのが特徴で、当の本人は自分の臭いを感じません。生理的口臭は病気がなくて も生じる口臭、誰にでも生じる口臭です。生理的口臭は時間帯や状況によって生じたり消えたりする口臭です。概して臭気は弱く、逆に本人が臭いを自覚するこ とが多いのが特徴です。
生理的口臭は幾つかに分類されます。時間帯や状況によって生じるものは起床時口臭、空腹時口臭、緊張時口臭、疲労時口臭です。体調の変化によって生じるも のは加齢時口臭、妊娠時口臭、閉経時口臭、思春期口臭、月経時口臭があります。アルコールやニンニク、ネギなどの食物による口臭やビタミン剤などの薬物に よる口臭もあります。