仕掛学〜人を動かすアイデアのつくり方〜
大阪大学経済学部の松村真宏教授の講演です。地下鉄御堂筋線梅田駅で下車しJRに乗り換えるときは階段を登らずにエレベーターに乗ります。ラッシュ時にはかなり込み合うそうで、階段利用者を増やそうと仕掛けを考えられました。
JR大阪駅の両隣の天満駅と福島駅には会社帰りの人が立ち寄る飲み屋が密集しています。天満は大衆的で、福島はややしゃれています。どちらを好むのか、階段を上る人の数をセンサーで検知して投票する仕組みにしました。
仕組みとは
行動のきっかけになるもの
公平性、誘因性、目的の二重性を満たすもの
正論が通じないときのアプローチになるもの
利己的な行動と利他的な行動をつなげるもの
武内 雅俊,松村 真宏:「大阪環状線総選挙」〜駅のエスカレーター混雑緩和のための仕掛け〜,第9回仕掛学研究会 (2020)
https://shikakeology.org/pdf/TBC2020022.pdf