抜かない治療を実現するための最新の治療法、治療器材を紹介いたします。 歯科用マイクロスコープとMTAを用いることにより、「抜くしかない」と 言われた歯でも残すことが可能になります。そのためには たっぷりと時間をかけて丁寧で上質な治療であることが必要です。
萬憲彰先生(鳥取市、よろずクリニック)の講演です。米国NIHの小林久隆先生が開発された光免疫療法は、モノクロナル抗体であるセツキシマブを利用して抗体-光感受性物質複合体を主要組織と結合させます。一方で、萬憲彰先生が実施している光免疫療法ではモノクロナル抗体を用いない方法で光感受性物質を腫瘍組織に結合させます。実際には腫瘍組織にナノ粒子が集積するという特性(EPR効果)を利用し、光感受性物質をリボソーム内に入れて用います。