国立第2病院

付き添ってくれることになった看護士の女性とともに、白タクをつかまえて国立第2病院に向かいます。受付けを素通りしてどんどん中へ入って行くのですが、院内の表示はどれもキリル文字のモンゴル語なので、どんな所を通っているのか見当がつきません。そのうち検査室に辿り着いたようで、検査技師と思しき女性に心電図を撮ってもらいました。
そこへ麻酔科の女性医師が現れ、心電図を精査します。「STが少しだけ下がっている」と英語で説明し、紙に処方を書いてくれました。「STが下がる」とは、狭心症の疑いがあることを意味しています。過去に何度か心電図の検査を受けた経験がありますが、
もちろん異常を指摘されたことは一度もありません。
おそらく長旅の疲れやストレス、脱水、不眠などにより一時的に変化が生じたのでしょう。パーフェクトクリニックの手術で麻酔を担当しているこの医師は、診察を終えると素早く去っていきました。治療費は請求されていません。帰国してから読んだ「地球の歩き方」の情報によると、この病院はモンゴルで最も設備の整った病院であると紹介されていました。旧友オユン先生に、またもや感謝です。

外見だけでは病院とはわからない。

キリル文字なので、何という病院なのか、日本に帰って調べるまで分からなかった。

点滴へ進む
胸の痛みへ戻る
院長近況4-4 モンゴル医療体験トップページへ戻る