水毒

その他 2016年02月20日

水毒は水滞、水飲、痰飲ともいい、水分代謝の異常により津液が過剰となったり偏在したりする状態です。水毒の症状は分泌異常、停滞、自覚症状の3種類に大別できます。
分泌異常
水様鼻水、咳痰、帯下、浸出液、尿利減少・過多、水様下痢
停滞
浮腫、胸水、腹水、関節液貯留、胃内停水、腹中雷鳴
自覚症状
めまい、耳鳴り、頭痛、動痿、喘鳴、口渇、嘔吐、咳嗽
 
水毒の治療には利水作用のある生薬を用います。具体的には茯苓、朮、猪苓、防已、黄耆、細辛、麻黄、杏仁、半夏、生姜、木通などです。