登山靴

院長近況 2021年11月25日

モンゴルのゴビ砂漠の南方のグルバンサイハン山脈を訪れたのは2012年のことでした。標高2200mのヨリーン・アムには氷河があり、ここに行くためにウランバートルで登山靴とラクダの毛のオーバーを買いました。登山靴は登山の度に使用し、オーバーは毎冬使用しています。
長年愛用した登山靴ですが、氷ノ山の頂上で左側の靴の底が半分剝がれてしまいました。歩くたびにめくれ上がり、下山するのが大変そうです。学生時代や山岳会で山によく登っていた頃はトラブルに備えていろいろな装備、材料を持ち歩いていました。細引きという細いロープもその一つで、これがあれば靴を縛って歩けるようになったでしょう。しかし、最近は無精して持ち歩いていませんでした。
蔓があればロープの代わりに靴を縛れます。しかし、あちこち探しても蔓は見当たりません。結局、コンビニの袋で代用しました。袋が小さくて結べないので、中に葉っぱなどを詰めて持ち手部分を絡ませて、縛る代わりにしました。途中でほどけることもなく、無事に下山できました。