肺の宣発粛降作用

その他 2014年03月12日

宣発とは息を吐き出すこと、粛降とは息を吸い込むことであり、宣発粛降で呼吸という意味になります。ただし、中医学では他の意味も加わっています。

宣発は汗を外に出すという意味があります。もちろん汗は肺からではなく皮膚の汗腺から出るのですが、皮膚も肺の一部なのです。汗をかくことによって水分調節を行います。また、気をすみずみまで行き渡らせるという意味もあります。粛降には全身の気を下に降ろすという意味があります。このように肺には外へ発散させる作用と下に降ろす作用があるのです。言い換えると、このような機能を肺という言葉で言い表しているのです。

 宣発に問題が生じると鼻詰まり、悪寒が生じ、汗が出なくなります。いわば風邪の初期症状です。粛降がうまくいかないと咳、喘息、むくみ、吐き気、便秘、尿量低下が生じます。