類風湿病
現代医学で言うと慢性関節リウマチは類風湿病の典型例です。類風湿病の症状を改善する対症療法(標治)には止痛薬、消腫脹薬、強硬薬を用います。対症療法ではなく原因を根本的に取り除く本治には通絡役、活血薬、破瘀薬、解毒薬、化痰薬、捜風薬を用います。
止痛薬
主に湿熱から生じる痛みを取り除きます。
消腫脹薬
痰濁から生じる腫脹を取り除きます。
強硬薬
慢性関節リウマチの中期から後期にかけて風毒の邪が筋脈や関節に侵入して気血が阻滞することを防ぎます。。
通絡役
経脈がスムーズに経絡を流れて気血を調和させることで、内側から諸邪を消します。
活血薬
活血することで行痺を治風することができます。
破瘀薬
血分に入った風寒湿熱毒を取り除きます。
解毒薬
毒邪を取り除きます。
化痰薬
捜風薬
風毒の邪が筋脈や関節に侵入して生じるこわばりや痙攣を防ぎます。