風邪・インフルエンザへの抵抗3

その他 2017年01月31日

外邪が表(ひょう)から裏(り)に進むと「裏熱」となり、便秘が生じます。風邪がこじれてくる「陽明病期」の時期には便を出すことでウイルスを排泄します。大承気湯や調胃承気湯で排便させます。便秘がなく、微熱が続く「半表半裏」の状態は少陽病期の特徴です。小柴胡湯はこのような熱を下げてくれます。
風邪を引き込んで体力が低下すると、胃腸が冷えて下痢をする「裏寒」の状態に進みます。この時期を「太陰病期」といい、桂枝湯や小建中湯で胃腸を温めます。

saiko