骨免疫学

学会・研究会 2025年09月08日

日本骨代謝学会理事長の高柳広教授(東京大学骨免疫学寄付講座)の「骨免疫学の歴史と研究」と題した講演です。骨の細胞と免疫細胞は相互に影響し合っているという骨免疫学が紹介されました。

骨は常に破壊と再生が繰り返され、恒常性が保たれています。このときに働くのが破骨細胞と骨芽細胞などですが、最初にLANKLというサイトカインが働き、シグナルがRNANK、c-FOS、TRAF6、TAK1、NF-kB、MPAKなどを介して伝わっていきます。

最初に登場するRANKLは胸腺やリンパ節、腸管M細胞の分化など免疫組織の形成にも必須のサイトカインです。