義経の歯扶柳(ようじやなぎ)
義経の歯扶柳(ようじやなぎ)
日本口腔顔面痛学会のセミナーの昼休み中に大阪大学歯学部の周りを散策しました。大学には月に数回用事があるのですが、診療後に訪ねるためいつも夜の時間帯です。明るいうちに様子をみることは少ないため、新しい庭園ができていることに初めて気づきました。
歯学部、記念会館、放射線治療棟に囲まれた庭園に「義経の歯扶柳」の木がありました。源義経都落ちの際、今の福島県福島市にて歯を磨いた柳の小枝を地に差して立ち去った。これが大木となり、人呼んで歯扶柳というそうです。
この木が福島県からこの庭園に移植されたそうです。立札はお歯黒やようじの歴史に詳しい山賀禮一先生が書かれています。日付が昭和62年3月となっているので以前からこの木はあったのでしょうが、その存在を知りませんでした。