原発性シェーグレン症候群の口腔乾燥治療が患者の心理に及ぼす影響

その他 2016年04月16日

大阪市立大学膠原病内科の根来伸夫先生がシェーグレン症候群に対する治療前後の心理的変化を報告されました。シェーグレン症候群ではQOLの低下や不安、抑うつが見られます。SDS(自己記入式うつ尺度)やWHO QOLスコアはセビメリンもしくはピロカルビンの内服治療により改善しました。
セビメリンとピロカルビンのいずれを使用するかはrandom control cross over testで決定しました。いずれかの薬を徐々に増量しながら内服して効果と副作用を患者が体験した後、3日から7日間のウォッシュアウト期間を置き、次いでもう一つの薬を同様に使用します。両方の薬を体験した後でどちらを使うか患者に選んでもらうということです。


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