木本先生の統合医療診療
木本クリニックで木本裕由紀の診療を丸1日見学したわけですが、内科医なので普通の西洋薬も処方されます。しかし、その頻度は低く、薬が処方される場合は大部分が漢方薬です。漢方薬にはブレンドした生薬を煎じて顆粒状の粉末や錠剤、カプセルに加工したエキス剤と素材である生薬に分かれます。エキス剤のほとんどは保険適応ですが、生薬も主要なものは保険適応であり、厚生労働省の「薬価基準収載品目リスト」にも収載されています。生薬を処方された場合は自分で煎じて飲むことになります。
発達障害や脳性麻痺の小児にはハリ治療(頭皮鍼)のみだったようです。鍼は打たずに漢方薬が処方される場合もあります。漢方薬を処方し、鍼治療は併設する木本鍼灸院で実施される場合もあります。
スポーツで膝を痛めた部位にアーユルベーダで用いるオイルを塗る場面もありました。エドガー・ケーシーによるケーシー療法も取り入れられていました。ひまし油の温熱パックです。電熱器をかざして患部を温める、フラーレン・ジェルを塗るといった指導もありましたが、詳細は不明です。