慢性疼痛診療研修会

学会・研究会 2020年04月20日

厚生労働省主催の慢性疼痛に対する研修会が京都駅前のメルパルク京都で開催されました。この研修会は無料で、講演もワークショップ(模擬面接、ロールプレイ、臨床推論)も充実しているため、大阪近辺で開催されるものはいつも参加しています。
早石病院疼痛医療センターの三木健司先生がいつも会の司会や進行を取り仕切られています。この日も冒頭に三木先生の講演がありましたが、その内容は痛みではなく医療保険制度の行く末についてでした。
際限ない総医療費の高騰、少子高齢化、財政赤字、民間貯蓄の赤字化、日本経済の低成長といった現実を考えると、現行の国民皆保険制度は持続可能ではないということになります。損害保険のように、健康保険も一大事の場合の備えとして存在するものに変わらざるを得ません。医療機関への日頃の受診は自己負担になってしまいます。
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