食いしばり・歯ぎしり 歯以外の問題

その他 2015年09月07日
・顎関節症
噛みしめることによって顎関節内部の関節包や滑膜、靭帯、関節周囲の筋肉に痛みを引き起こします。また、下顎頭と関節円板のずれを引き起こし、関節雑音や開口障害が生じます。
・舌や頬粘膜の歯痕
舌 の側面や前面に付くギザギザした歯型を「歯痕」といい、当院の患者様によく見られる症状です。歯痕は、噛みしめと同時に舌を歯に押し 付ける状態が続くことから、舌に歯の跡形が付いたものです。また、頬粘膜にも同様に白く細い筋状の歯痕がつき、舌や頬粘膜に痛みや違和感が生じる場合があ ります。
・ドライマウス
食いしばると唾液の分泌量が減るため、ドライマウスになりやすいものですが、それは局所的な刺激の 低下とストレスの2つの理由によるも のです。食いしばりを続けていると顎や舌の動きが鈍くなり、刺激が減るために唾液が出にくくなります。また、ストレスがかかると唾液の出を悪くする交感神 経が活発化することにより、口の中が乾燥しやすくなります。