慢性疼痛が治っていく順序

学会・研究会 2025年04月25日

水野泰之先生(関西医科大学心療内科)の講演です。慢性痛痛の治療を開始した当初は、痛みが改善していくことはそれほど多くありません。むしろ、痛みの改善は最後の段階で起こることがよくあります。 

 

  • 痛みはあるが、痛みに対する恐怖心が薄れてくる。

痛みがあるが、できることが増えていく。

  • 痛みでできなくなっていたことができるようになる。

仕事を休みがちだったが、何とか毎日仕事にけるようになる。

  痛くて友達付き合いができなかったが、友達と食事に行けるようになる。

  • 痛みを相手にする時間が無くなっていく。
  • ふと気づくと以前よりも痛みが軽くなっていることに気づく。