CBTを学ぶ会

その他 2020年05月16日

2020年最初の「大阪・兵庫CBTを学ぶ会」で、引きこもりや自殺関連行動、自殺防止、自立訓練、就労訓練について学びました。この勉強会に参加すると、初めて聞く用語や見聞きしたことはあるがどのような意味なのだろうという用語がちょくちょく出てきます。
「現実見当識」も初めて聞く用語でした。今どこにいるのか、今はいつなのか、周りの人は自分とどのような関係があるのか、といったことが分からなくなることを失見当識や見当識障害ということは知っていました。見当識とはそのような意味だと思っていたのですが、現実見当識となると見当識の中でも現実に限局するものなのか、と悩みます。見当識自体が現実そのものに関する認識だと思うので、現実が付く意味が分かりません。もしかすると同じ意味なのでしょうか。
「スライス・オブ・タイム」も初めて聞く用語です。認知行動療法は問題が生じた過去や問題の原因は追究せずに、現在の状況に焦点を当てて改善策を検討します。「あのとき、あそこで」ではなく、「いま、ここで」を成立させるのです。スライス・オブ・タイムは現在に通じる問題の場面を切り取って、認知や行動を浮き彫りにする表現です。