アザラシの歯みがき
GWに水族館に行ってきました。
とても混んでいましたが、人気があるゴマフアザラシやぷかぷか浮いているクラゲに癒されました。
ここにいる動物たちは歯みがきをしているのかなと思い、調べたら、アザラシは歯みがきをしていました。
アザラシが歯みがき?と思いましたがちゃんと理由があるそうです。
歯を綺麗にするというのも理由の一つですが、歯茎に刺激を与えて歯茎を引き締めるという理由もあるそうです。野生のアザラシは生きていくためにエサである魚を捕まえる時に歯を使い、捕まえた獲物を丸飲みにして食べています(引きちぎって飲み込む場合もあるそうです)。
水族館ではトレーナーの手元からエサをもらってそのまま飲み込んでいるため噛むということをしません。そこで歯と歯茎の健康を守るため、歯磨きが必要になってくるのです。アザラシにも人間と同じように、歯槽膿漏や歯肉炎のような病気があり、それらを防ぐためにも歯磨きは重要だということです。
人に対しても噛むという行為は、単なる栄養摂取とういだけでなく、よく噛まないことは子供の筋肉の成長、高齢者は維持ができないことになります。これが噛む筋肉や顔の表情筋力の低下、感情表現や会話・咀嚼能力の低下、唾液分泌低下による味覚の低下や虫歯や歯周病の発症、舌の筋力低下による誤嚥性肺炎の発症などにつながっていきます。
よく噛まなくてものみ込めてしまうような食べ物が増えてきているので、日ごろから意識してしっかり噛んで食事をとりたいと思います。