エンドドントロジスト

その他 2019年05月16日

木ノ本喜史先生の講演タイトルは「専門性を高めた開業歯科医師の立場から,研修修了した皆さんへの提言」でした。木ノ本先生は私の同級生ですが、歯内療法専門医(エンドドントロジスト)として各地で講演したり、専門書を何冊も執筆していたりしています。大学卒業後の短期的な目標は「大学院に入って臨床の研究と診療をしたい」ということで、中期的な目標は「留学したい」ということでした。
 
卒業後は歯科保存学教室で接着性レジンの特性を研究して博士号を取得しました。その後、教授に就任した恵比須繁之教授の意向で米国の歯内療法を取り入れるように命じられ、テキサス大学サンアントニオ校に留学しました。米国では日本より専門医制度が整っていて、歯内療法を専門とするエンドドントロジストが高いレベルで診療しています。その内容を学び、歯科保存科にニッケルチタンファイルや歯科用マイクロスコープを用いる米国式の歯内療法を持ち帰りました。現在も木ノ本先生はエンドドントロジストとして日本の歯内療法のレベルを引き上げるべく、さまざまな努力を続けています。
 
「分岐点には戻れない」
大阪大学歯学部の「アドミッションポリシー」と「ディプロマポリシー」
「クリニカル・トランスレーション」
「ノブレス・オブリージュ」
「後生畏るべし」