キシリトールで虫歯予防ができますか?

学会・研究会 2014年04月26日


キシリトールは、カバノキやブナなどの広葉樹の一部やサトウキビのしぼりかすなどから合成された甘味料です。
虫歯の原因となるミュータンス菌は、口腔内にキシリトールがあると次々に取り込みます。しかし一定量以上取り込むと、今度は逆にキシリトールはミュータンス菌の細胞に毒性を及ぼすようになります。
また、ミュータンス菌はキシリトールを取り込んでもそこからエネルギーを得ることはできないため、増殖は不可能となります。
また、ミュータンス菌は砂糖を取り込んで酸を作ることにより歯を溶かしますが、キシリトールからは酸を作り出すことができません。
こうして ミュータンス菌の病原性は、キシリトールによって弱められる性質を持っています。
 
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