グリア細胞

その他 2017年07月29日

中枢神経系にはニューロンとニューロンの間を埋めるようにグリア細胞(神経膠細胞)が存在しています。グリア細胞にはミクログリア、アストログリア、オリゴデンドログリアなどがありますが、これらの細胞も神経伝達に関与しています。
例えばミクログリアは神経障害、感染、強い侵害刺激により活性化され、各種の炎症物質を放出します。ミクログリアから放出されるTNFα、IL-1β、IL-6、NO、ATP、プロスタグランジンなどは1次ニューロンからのグルタミン酸やサブスタンスPといった痛みの神経伝達物質の放出を促進します。また、2次ニューロンの膜電位を上げます。