国際頭痛分類

学会・研究会 2014年05月15日

頭痛には多種多様なタイプがあり、国際頭痛分類第2版で詳しく分類されています。2013年に国際頭痛学会診断基準改定版 (ICHD-3β)が発表されました。ICHD-3βでは群発頭痛が「三叉神経・自律神経性頭痛」へと名称変更されました。
群発頭痛は強い頭痛が一定期間持続し、一定期間後に痛みが1か月以上消失し、その後再発を繰り返す頭痛です。さらに流涙や鼻漏などの三叉神経症状を伴うのが特徴です。ただし、中には痛みが消失する期間がないかあっても1か月以内の持続性の群発頭痛も存在します。群発頭痛の本質は三叉神経症状であって痛みの周期性ではないと捉えられるようになり、ICHD-3βで名称変更されました。