山梔子の修治

その他 2018年08月16日

クチナシの花の種子を乾燥して生薬にしたものが山梔子です。実が熟しても殻がはじけずに口が開かないことからクチナシの名がつきました。実が長いものを水梔子と呼びます。
山梔子が入った漢方薬を5年以上服用していた症例で腸間膜静脈硬化症が生じることがあると報告されています。山梔子に含まれるゲニポシドが原因であろうといわれています。副作用対策として、「殻を取る」「炙する」といった修治が有効ではないでしょうか。