神経学的所見

その他 2019年04月11日

舌の痛みや顎の痛みを訴えて来られた患者さんを診察する際に12脳神経の神経学的所見に異常がないかどうかはチェックするように心掛けています。異常がなさそうな場合でも、それで脳に異常がないとは言い切れないので、「一度、脳外科か神経内科でCTやMRIを撮って異常の有無を調べてもらうことも考えておいてください」と言ったりしています。
神経学的所見よりも画像所見の方に気が行っているので、このような言い方になっています。しかし、神経内科医であるこの本の著者はさすがに神経学的所見の重要性を強調しています。神経学的所見を漏らさず収集して責任部位を特定し、答合わせのためだけに画像を撮るということです。「極論」というタイトルの本なのでここまで言い切れるのかもしれませんが、すごいものです。