モルヒネ
活動電位が神経線維(シナプス前ニューロン)を伝わりシナップス前終末部に到達するとグルタミン酸やサブスタンスPといった発痛物質が放出されます。これらがシナプス後膜にある受容体に結合し、シナプス後ニューロンに活動電位を発生さ…<br><a class="read-more" href="https://koku-naika.com/precise_treatment/%e3%83%a2%e3%83%ab%e3%83%92%e3%83%8d.html">≫続きを読む</a>
活動電位が神経線維(シナプス前ニューロン)を伝わりシナップス前終末部に到達するとグルタミン酸やサブスタンスPといった発痛物質が放出されます。これらがシナプス後膜にある受容体に結合し、シナプス後ニューロンに活動電位を発生させ、痛みが脳に伝わります。
モルヒネはシナプス前終末部のμ受容体に結合し、カリウムイオンを放出させる一方、グルタミン酸やサブスタンスPの放出を抑制します。さらにシナプス後膜にあるμ受容体にも結び付き、カリウムイオンを放出させることでシナプス後ニューロンに活動電位が発生しないようにします。これらの働きにより、鎮痛効果が得られます。