赤れんが博物館
舞鶴港に面した赤煉瓦の建物の一つが煉瓦専門の博物館になっていました。館内では万里の長城やサン・ピエトロ寺院といった世界各地の煉瓦建造物で使われた煉瓦が展示・解説されていました。
館の前庭には「新橋駅の蒸気機関車用灰落場用の煉瓦」や「佐世保海軍工廠電機工場煉瓦隗」「沖縄県営鉄道那覇停車場煉瓦隗」「第一銀行京都支店の煉瓦隗」が展示されていました
蒸気機関車用灰落場というのがどのようなものか調べてもはっきりしませんが、石炭釜に溜まった灰を掻き出して捨てる場所だと思います。高温の灰に耐えるように煉瓦が敷かれ、水で洗い流しやすいように勾配が付けられたようです。
沖縄県営鉄道は戦前に走っていた軽便鉄道で、那覇停車場に煉瓦造りの機関車の修理・点検施設があったそうです。