『ケルン』復刻版

その他 2019年03月09日

京都府南丹市園部町の実家の側に実家が所有する築100年ほどの古家があります。結婚する前のことですが、下宿に置ききれない本や日用品をその古家の一角に置いていました。長年放置していると、その家の扉ががたついて開けられなくなり、中に入れなくなっていました。
思い出の品々も多数あったのですが、家が崩壊するまでもう取り出すこともできないだろうと諦めていました。ところが今年の正月に帰省した際に古家を覗いてみると、扉が壊されていて、家の中が道路から丸見えの状態になっていました。本などを収納した段ボール箱の山もよく見えます。喜んで中に入り、めぼしいものを自宅に持ち帰ることができました。
めぼしいものといっても古いものばかりですが、中には市場価値のあるものもありました。『ケルン』は15万円ほどかけて買った昔の山岳雑誌(の復刻版)です。長年積もったほこりをふき取って書棚に飾りました。家を建てたときからこの『ケルン』を並べたかったので、念願がかないました。
これで満足しておけばよかったのですが、余計なことをしてしまいました。『ケルン』のことを調べようと思ってネットで検索すると、『ケルン』全巻セットが中古本として売られていました。その価格が全巻合わせて1万円するかしないかで売られているようです。知ることがよいことばかりではありません。

kerun