さまざまな可能性を持つ皆さんへ
岸野万伸先生は長年大阪大学歯学部に残っていましたが、2016年に退職しました。現在は歯科・内科・外科・整形外科・リハビリテーション科・放射線科からなる平成野田クリニック(大阪市)の院長です。
岸野先生は私の1学年後輩で大学卒業後、歯学部附属病院検査部に入局しました。検査部では病理検査は歯科医師が行い、血液、尿、微生物などの検査は臨床検査技師が行っています。病理検査ができるようになるために、卒後1年間は大阪大学医学部附属病院病理診断科で病理診断と病理解剖の研修を受け、全身の病気に強くなったとのことです。
その後、歯学部附属病院検査部に戻って病理診断を続け、口腔病理専門医の資格を取得しました。口腔病理の中でも細胞診を専門とし、検体採取の方法やその普及を模索しています。細胞診専門医ともなり、日本臨床細胞学会でも活動しています。現在は口腔がん検診と老人ホームへの訪問診療に力を入れて診療しているとのことです。
「人との出会いは大切に」
「自分自身はこれ、というものを見つけましょう」