鯨食
鯨を食べなくなって久しくなります。小学校の頃は月に何度か給食で出され、夕食でも時々食べていた記憶があります。鯨を食べなくなったのはやはり商業捕鯨が禁止され流通量が激減したためでしょう。
鯨を食べることは日本の食文化であり、外国からとやかく言われることはよい気分がしません。いかに反捕鯨国が妨害しようとも、日本は堂々と捕鯨の道を模索すべきだと思います。しかし、捕鯨に関する海外からの圧力が弱まることはなく、南極海における調査捕鯨も続けることはできなくなってしまいました。
鯨が牛肉や魚よりもおいしいものであったり、独特の味わいがあったりすれば、何としても鯨食を守るべきだと思います。実際には鯨の肉が特別おいしいものでも独特のものでもありません。たまには食べてみたいと郷愁を誘いますが、毎日のように食べたい、無くてはならない食材だと考えている人はいないでしょう。鯨肉がよく食べられていた頃でも、鯨肉は牛肉よりも安い代用食の位置付けだったのです。
残念ながら鯨食は国際的に問題を起こし過ぎました。国際社会とのつながりがますます深くなっていることを考えれば、鯨食はきっぱりと諦めるべきだと思います。