断髄

患者様の声 2020年03月04日

虫歯が歯髄にまで進行すると、虫歯に近い部分の歯髄が「壊死」といって死んでしまいます。歯髄か壊死するとよみがえることはないため、歯髄を抜く(抜髄)する必要があります。ただし、壊死の範囲が虫歯に近い部分だけに限局している場合には、壊死した歯髄のみを除去する「断髄」で済むことがあります。

壊死している範囲が狭い場合には、歯冠部の歯髄の一部のみを除去するスペック断髄(部分断髄)でよい場合もあります。部分断髄に対して、歯冠部の歯髄を全て除去する一般的な断髄法を全部断髄といいます。断髄が成功すれば、残った部分の歯髄は正常な状態に回復します。

断髄で大事な点は歯髄がどこまで壊死しているかを見極め、壊死している部分を確実に除去することです。従来、その見極めは難しいとされてきましたが、顕微鏡で観察することでしっかりと見極められるようになりました。残った歯髄の形態や色調、血流の有無を確認するのです。

1回目                            治療費 50,000円

  1. 局所麻酔
  2. ラバーダム防湿
  3. 虫歯になったエナメル質・象牙質の削除
  4. 断髄
  5. 断髄面にMTAセメントを充填
  6. 仮封

2回目(初回治療から1~4週間後)               治療費 30,000円

  1.  症状の有無を確認する。症状がある場合は1回目の治療を繰り返すか抜髄する。症状がない場合は以下の治療に進む。
  2. 局所麻酔
  3. ラバーダム防湿