垂直歯根破折5

学会・研究会 その他 2014年11月12日

124人の患者の274本の歯に垂直歯根破折が生じていました。そのうち内の231本を治療し、5年後の状態をしらべてみました。歯周ポケットが4㎜以上 で骨吸収がある場合の5年生存率は64.6%、3㎜以下の歯周ポケットで骨吸収がない場合の5年生存率は82.6%でした。
治療した231本の中で後に39本は抜歯(16.9%)となりました。再度歯根破折したものや歯周病が進行したものが抜歯となり、抜歯までの期間は平均3.1±2.8年でした。

会場のOMMビルの前の川岸は八軒家浜の船着き場です。江戸時代には京都と大坂を結ぶ三〇石船が発着していました。