収録当日
意外にも熟睡して火曜日の朝を迎えましたが、実験で望むような結果が得られなかったら?カメラの前で言い淀んでしまったら?と悪い予感がよぎります。しかし、やるべきことが山ほどあるので、そんな不安にとらわれていても始まりません。午前の診療中に片付けるべき課題は以下の通りです。
1.BML社に唾液中のカルシウム濃度が測定できるかどうかを問い合わせる。
2.測定可能な場合は唾液を入れる試験管はどれがよいかを教えてもらう。
3.クリニックで揃えている試験管以外の容器が必要な場合は、昼の巡回時に届けてもらう。
4.ナチュラルチーズとプロセスチーズの各々を噛んでみて、どちらが実験で用いるのに適切かを決定する。
5.チーズの量や形態を決定する。
6.刺激時唾液の計測は検査用ガムを5分間噛んで採取した唾液で行っているが、チーズを5分間噛み続けることは可能なのか、その前に溶けて噛めなくなってしまわないかを確認する。
7.チーズを噛む前と噛んだ時の唾液のpH、緩衝能力、CAT21ファストを調べる。ガムでも同様に調べる。
8.患者さんに協力してもらってプラークを採取し、プラーク中のpHを3種類の方法で調べる。
9.ステファンカーブを説明するためのフリップと脱灰・再石灰化を説明するためのフリップを作製する。